JtagインサーキットエミュレータJtagエミュレーター
JTAGとは、元々は、Joint Test Action Groupの団体名の略称である。
近年は、この団体で規定された機能をJTAG機能と呼んでいる。一般的なJTAG機能とは、ボードテスト用に用意された機能を示す。ICEメーカで呼んでいるJTAGエミュレータとは、この機能を拡張し、デバッグができるように機能拡張されたものを使ったエミュレータを、JTAG-ICEまたは、JTAGエミュレータと呼ぶ。
各メーカでは、HUDI(日立)、BDM(フリースケール・セミコンダクタ)、DSU(富士通)、SDI2(三菱)等様々な名称で、JTAG拡張部分のデバッグ機能を呼んでいる。JTAGエミュレータは、簡易エミュレータであり、実行 ブレーク ステップ メモリ/レジスタ変更機能をベースにしている。よって、外部バストレースやエミュレーションメモリ機能が無いためある程度ファームウエアが完成した後のアプリケーションソフトウェアのデバッグに向いている。
JTAGには、更に進化した簡易トレース機能を内蔵したものがある。 AUD DSU SDI2 ETMなどがそうであるがメーカーによって、能力に差異がある。
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Sohwa & Sophia Technologiesは、これらのデメリットを改善したASSPエミュレータをリリース。これは、SoC向けに開発されたFULL-ICEである。JTAGエミュレータ機能をさらに拡張し、FULL-ICEの仕様まで拡張したもの。