マジセミ無料Webinar
スマートホームの新規格 Matterは世界をかえられるか?
~時代の要請として登場した背景と、普及に立ちはだかる様々な問題~
■講演内容
スマートホームの世界標準規格Matterの普及が加速している。
2021年5月に発表されたスマートホーム規格Matterは、急速に世界中で普及しています。
Google、Apple、Facebook、AmazonをはじめとするGAFAがこの規格に参画しており、スマートホームの
世界標準規格として確立されつつあります。
Matterは、異なるブランドやプラットフォームのデバイス間での相互運用性を確保するために策定された
スマートホーム向けの共通規格です。
この規格を採用することで、ユーザーはデバイスのセットアップや運用が容易になり、スマートホームの
導入がよりスムーズで直感的に行えるようになります。
現在は海外を中心に普及していますが、今後日本でもMatterが急速に普及することが想定されており、
企業による対応製品の開発や市場動向の調査が加速しています。
自社製品のMatter対応における課題
しかしながら、自社製品をMatter規格に対応させるには、単なるプロトコルの実装に留まらず、
いくつかの技術的課題を克服する必要があります。その普及の道のりは、決して平坦なものではありません。
Matterの最大の利点は、異なるブランドやプラットフォームのデバイス間で相互運用性を向上させる点にあります。
これを実現するためには、まずスマートホーム規格の標準化団体である
CSA(Connectivity Standards Alliance)ガイドライン準拠の実装方法と動作要件を理解し、
既存システムとの適合性を保ちながら正確に統合することが重要です。
通信設計においては、Bluetooth、Wi-Fi、Threadといった近距離無線通信プロトコルを活用し、
デバイス間の相互運用性を安全かつ確実に確保することが求められます。
さらに、Matter非対応のデバイスをブリッジする場合には、互換性を維持しつつ通信遅延を
最小限に抑えるプロトコル変換の実装が求められます。
加えて、統一されたUIの設計やセキュアなファームウェア更新プロセス、場合によっては
アプリケーションロジックの変更なども考慮する必要があります。
このためには、CSAガイドラインに関する知識に加え、ネットワークプロトコルの理解、
セキュリティ設計、組み込みシステム開発、暗号技術、相互運用性テストなど、多岐にわたる専門知識が求められます。
また、日本市場には、基本的により細かな制御を求める風土がありMatterの機能強化も課題です。
更に、ECHONET LITEとのブリッジングとセキュリティ性の向上という二つの大きな挑戦が求められています。
SSTとDSRの日本国内におけるMatter対応の取り組み
本Webinarでは、シリーズの第1弾として、米国CSA(Connectivity Standards Alliance)の
メンバーであり、2024年5月に発足した、CSA JIG(Japan Interest Group)の創設メンバーである、
DSRアジア株式会社より、スマートホーム世界標準規格のMatterの日本国内における今後の
技術的なトレンドを説明させて頂きます。
また、SSTからは、Matter普及のためのDSRとの共同戦略をご説明致します。
今後の日本におけるMatterの普及を見据えて情報収集を進めたい方、自社製品のMatter対応を
検討している方、またはBluetoothやWi-Fi、Threadなどの近距離無線技術の応用に関心のある方に、
特におすすめです。
■Webinar方式 ZOOM
■開催日 2024年10月29日(火)15:00~16:00(受付開始14:45~)
■定員 20人
■タイトル
スマートホームの新規格 Matterは世界をかえられるか?
~時代の要請として登場した背景と、普及に立ちはだかる様々な問題~
■パネリスト
DSRアジア株式会社
代表取締役 鎌田 博之
株式会社Sohwa&Sophia Technologies
第1事業部 営業課 課長 樋口 禎浩
■プログラム(タイムスケジュール)
14:45~15:00 受付
15:00~15:05 オープニング マジセミ
15:05~15:45 スマートホーム世界共通規格Matterの最新トレンドとECHONET LITEをポイントとした
日本市場の今後の技術展開予測 (DSRアジア株式会社)
15:45~15:50 SSTとDSRのMatter普及の共同戦略について(株式会社Sohwa & Sophia Technologies)
15:50~16:00 質疑応答
■Webinar参加方法:参加は無料ですが受講は事前申し込み制となります。
下記URLの案内ページより、申し込みフォームへの
リンクをクリックしてお申し込みください
■お申し込み締め切り日
2024年10月28日(月)12:30まで
(定員に達した場合、締切日以前でも受付終了する場合があります。)